単語登録のルール 定型文って どう短縮して登録するの?(続)

目次


1. 前回までのお話し
2. 先頭2文字+語尾変化
3. 先頭2文字って、「゛」とかどうするの?
4. ルールをきめることが大事


1. 前回までのお話し


Wordでの文章作成やOutlookでのメール作成などで、
時短に使える単語登録ワザ 。

前回までに、こういうお話をしました。

----------------------
・パソコンで文章を書くとき、
   熟語のタイプに大きく時間を取られる

・熟語に単語登録を活用すれば、時短しやすい

・熟語は、各漢字の頭文字で単語登録する
   例)「結論」 なら、「けろ」

カタカナ語だって、
   単語登録を活用すれば、時短しやすい


カタカナ語は、「アクセント」で2つに区切り、
   それぞれの頭文字で単語登録する

   例)「リサイクル(rìːsάɪkl)」 なら、「リ」「サイクル」→「りさ」

----------------------

そして前回は、

・定型文も、時短に必須の単語登録ポイント
・定型文は、よく似た細かいバリエーションが多い
・なので、どう短縮して登録するか、ルールきめが大事

というお話をしました。


今回は、
定型文って どう短縮して登録するの?
についてお話ししたいと思います。


前回でてきた

「よろしくお願いします」
「よろしくお願いいたします」
「どうぞよろしくお願いします」
「どうぞよろしくお願いいたします」

のよく似たバリエーションで、
具体例を書いてみます。



2. 先頭2文字+語尾変化



よろしくお願います」
よろしくお願いたします」
どうぞよろしくお願います」
どうぞよろしくお願いたします」

といった感じです。


まずは、先頭の2文字を取りだします。

次に、他のバリエーションと語尾変化が出てくる文字、
それを一文字取りだします。

「よろしくお願います」
「よろしくお願いたします」

だと、初めて語尾変化が出てくるのは
「し」と「い」

ですので、


よろしくお願います」→「よろし」
よろしくお願いたします」→「よろい」

を短縮したよみとして、単語登録しておきます。



3. 先頭2文字って、「゛」とかどうするの?



「どうぞよろしくお願います」
「どうぞよろしくお願いたします」

でも、初めて語尾変化が出てくるのは
「し」と「い」

ですので、
先頭の2文字とあわせて

どうぞよろしくお願います」→「どうし」
どうぞよろしくお願いたします」→「どうい」

を短縮したよみとして、単語登録しておきます。



はい、いったんこれで、
ルールは出来あがったのですが、

もう少し、悩みポイントが残っています。
先頭の2文字とはいうけど、

「どうし」なのか?「とうし」なのか?
「どうい」なのか?「とうい」なのか?


悩み観点は2つです。
1つは、既存の熟語との、短縮したよみの衝突です。

先ほどの「どうし」は、「同志」
「どうい」は、「同意」という、

日本語に存在している、既存の熟語と、
短縮したよみが衝突することです。

漢字変換でスペースキーを押したときに、
変換候補をえらぶ手間がふえる、
の問題です。


4. ルールをきめることが大事



もう一つは、かな入力の場合の問題ですが、
「゛」を打つために、1タイプふえる手間の問題、
です。


ということで、
先頭2文字、っていっても、
「゛」や「゜」、「ゃ」「っ」

が出てきたときに、どうあつかうのか?も含めて、
ルールをきめることが大事、

ということになります。


もちろん、語尾変化をとりだす一文字分についても、
おなじようにルールきめが必要です。


次回につづきます。

コメント

このブログの人気の投稿

旧JISかな入力の改造 タイピングソフトで、自分が開発した独自配列を使うには

MS-IMEだけで「同時押し」を実現する方法

【保存版】時短のための単語登録ワザ。何を、どう短縮して登録するの?