単語登録のルール カタカナ語+漢字の複合語って、なんで多いの?

目次


1. 前回までのお話し
2. 多いわけは「修飾構造」
3. カタカナ+漢字もおなじく修飾構造
4. カタカナ語+漢字一文字も結構ある


1. 前回までのお話し


Wordでの文章作成やOutlookでのメール作成などで、
時短に使える単語登録ワザ 。

前回までに、こういうお話をしました。

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・パソコンで文章を書くとき、
   熟語のタイプに大きく時間を取られる

・熟語に単語登録を活用すれば、時短しやすい

・熟語は、各漢字の頭文字で単語登録する
   例)「結論」 なら、「けろ」

カタカナ語だって、
   単語登録を活用すれば、時短しやすい


カタカナ語は、「アクセント」で2つに区切り、
   それぞれの頭文字で単語登録する

   例)「リサイクル(rìːsάɪkl)」 なら、「リ」「サイクル」→「りさ」

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そして前回は、
カタカナ語+漢字の複合語も
単語登録して時短しよう

というお話をして、

カタカナ語+漢字の複合語が身のまわりに多いという
事例を見てきたわけですが、

今回は、
カタカナ語+漢字の複合語って、なんで多いの?
というお話をしていきたいと思います。


2. 多いわけは「修飾構造」



じつはこれ、漢字熟語(4字熟語以上)がおおいのと
同じ理由なんです。

漢字熟語(5字熟語)のときを振り返りますと、

・希望的観測 = 希望的 (な)+ 観測
・一般的問題 = 一般的 (な)+ 問題
・発展的解消 = 発展的 (な)+ 解消

・事務効率化 = 事務 (の)+ 効率化
・生産性向上 = 生産性 (の)+ 向上
・生産性向上 = 生産性 (の)+ 向上


こんな感じです。

2字熟語 + 3字熟語、または
3字熟語 + 2字熟語 で、
前半が後半を修飾する構造が多い

んです。



3. カタカナ+漢字もおなじく修飾構造



カタカナ語+漢字の複合語、もおなじです。

前半が後半を修飾する構造が多いんです。
そして、

前半または後半のどちらかだけカタカナ語だから
カタカナ語+漢字の複合語になっている


というわけなんです。
ことば(熟語)を組み合わせて
あたらしい言葉を作っていく中で、

たまたま漢字とカタカナが、
なかよく同居した、
それがカタカナ+漢字の複合語、
というわけです。


前回の例ですと、

前回の例
男子フィギュア = 男子 (の)+ フィギュア
ツアー代金 = ツアー (の)+ 代金
韓流スター = 韓流 (の)+ スター

こんな感じですね。



4. カタカナ語+漢字一文字も結構ある



カタカナ語+漢字一文字
っていうパターンも結構あるんです。

「感」

がからむやつですと、

スケジュール感
サクサク感
サラサラ感

「中」

がからむやつですと、

キャンペーン中
ミーティング中

とか。


漢字の熟語でも、

急停車=急(な)+停車
天然水=天然(の)+水

とか、同じ構造のものがありますから、
かんがえてみれば、全く不思議じゃないんですけど。


これら、
いくつかのパターンに分かれる
カタカナ+漢字の複合語を、

具体的にどういうルールで
単語登録していくか?
を、次回見ていきたいと思います。

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